『僕が愛したすべての君へ』どっちから観る?なぜ人気? 作者の代表作や他の作品

【気になる】日常・噂

こんにちは。うたた寝です。

9月30日(金)に放送される「A-Studio+(Aスタプラス)」に

モデル・女優・声優として活躍する橋本愛はしもと あい)さんが出演するそうです。

スタジオでのトークでは、

どちらから観るかによって結末の印象が大きく変わると話題

僕が愛したすべての君へ』『君を愛したひとりの僕へ』の2作品の話に。

どうやらこの作品のうち、僕が愛したすべての君へ』に橋本愛さんが、

ヒロインとして出演するようなのですが、

それよりも(橋本愛さんのファンの方すみません)気になるのが、

え? どっちから観るかによって結末が変わる どういうこと?

ということです。

そんな構成にこだわってる作品…めちゃくちゃ面白そうじゃないか!と。

そんなわけで今回は『僕が愛したすべての君へ』『君を愛したひとりの僕へ』の

アニメ映画が2022年10月7日に2作品同時公開される前に、

どちらから観るべきなのかを考えていきたいと思います!

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『僕が愛したすべての君へ』『君を愛したひとりの僕へ』あらすじ

まずは作品の基本情報から確認していきたいと思います。

僕が愛したすべての君へ』基本情報

出版社 :早川書房
発売日 :2016/6/23
文庫  :253ページ
ジャンル:恋愛ファンタジー

〈あらすじ〉

人々が少しだけ違う並行世界間で日常的に揺れ動いていることが実証された時代―両親の離婚を経て母親と暮らす高崎暦は、地元の進学校に入学した。勉強一色の雰囲気と元からの不器用さで友人をつくれない暦だが、突然クラスメイトの瀧川和音に声をかけられる。彼女は85番目の世界から移動してきており、そこでの暦と和音は恋人同士だというのだが…並行世界の自分は自分なのか?

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並行世界の自分は自分なのか?”という文言……。哲学的な問いですね。

作中でどこまでその問いに対しての回答のようなものを表現しているのかは

わかりませんが、この世界観だけでいろいろな問いに出会えそうな感じがします。

もう一つの作品も基本情報をとりあえず見ていきます。

君を愛したひとりの僕へ』基本情報

出版社 :早川書房
発売日 :2016/6/23
文庫  :253ページ
ジャンル:恋愛ファンタジー

〈あらすじ〉

人々が少しだけ違う並行世界間で日常的に揺れ動いていることが実証された世界―両親の離婚を経て父親と暮らす日高暦は、父の勤務する虚質科学研究所で佐藤栞という少女に出会う。たがいにほのかな恋心をを抱くふたりだったが、親同士の再婚話がすべてを一変させた。もう結ばれないと思い込んだ暦と栞は、兄妹にならない世界へ跳ぼうとするが…彼女がいない世界に意味はなかった。

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んん!? 基本情報だからとりあえず載せとくかと思ってページ数を載せたのですが、

この本どちらも253ページですね…。

発売日が同じなのは、この2作品が作者さん的にはきっと

2つで一つの作品として書かれたものだからなのかなと思うので、

そこまでびっくりはしないのですが、ページ数がまったく同じというのは驚きです。

小説だけでなく本を読む人であればわかるかと思うのですが、

本は内容によってページ数が全然違います。

それを一応別作品であるにも関わらず1ページも変えずに同じページにしている…。

これだけでこだわりがめちゃくちゃ伝わってきますね。

あらすじを読んでいただければわかると思いますが、

この作品は二つとも世界設定は同じようです。

テーマとしては、

たくさんいる同じ人のうちの1人に出会う僕」視点で書かれている

僕が愛したすべての君へ

たった一人しかいない君を探す僕」視点で書かれている

君を愛したひとりの僕へ

という感じでまとめられそうです。

正直、片方だけでもテーマとしてはなかなかに面白そうではありますが、

この二つのテーマに共通しているのは「私とは何か」ということのような気がします

自分自身を自分と意識している“”の視点から”主観的“に捉え、

僕が僕と意識している僕以外の僕は僕なのか?」という問いとして、

私とは何か」を描いているのが、『僕が愛したすべての君へ』で、

君をただ1人の君として意識している””が”客観的”に、

僕が君として認識している君以外は君ではないのでは?」という問いとして、

私とは何か」を描いているのが、『君を愛したひとりの僕へ』という感じがします。

」「自我」「個の人間」について、客観主観で2作品で描いている作品なわけですね。

なかなか読み応えのある作品っぽい感じがします。

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『僕が愛したすべての君へ』『君を愛したひとりの僕へ』どっちから見るのがおすすめ?

さて、どちらから観るのがおすすめなのか…というところですが、

原作の作者である乙野四方字(おとの よもじ)先生としては、

どっちからでもOK!という感じなんだそうです。

実際に読んでみた方の感想を見ていると、

『僕が愛したすべての君へ』→『君を愛したひとりの僕へ』 の順で読むと、

切ない気持ちになるそうなんですが、逆の

『君を愛したひとりの僕へ』→『僕が愛したすべての君へ』 の順で読むと、

幸せな気持ちになれるそう…。

読んでいないので想像ではありますが、そうだろうなという感じはします…。

僕が愛したすべての君へ』はそもそも別の世界線で恋人だった”“と

出会っているところから話が始まります。

でも、『君を愛したひとりの僕へ』では、愛しの””と違う世界線で出会えないところから

話が始まっていく…ということを考えると、

僕が愛したすべての君へ』はハッピーエンド、『君を愛したひとりの僕へ』は、

切ないエンドになりそうな予感はします。

(本当に読んでいないので想像です!!!!)

参考までに、ここまで調べてみた私だったらどっちから観るかな…というのを

一応書いておきます。

私だったら、『君を愛したひとりの僕へ』→『僕が愛したすべての君へ』で読みます。

この順にした理由としては、

ここまでテーマがはっきりとしている小説なら、

じっくりテーマに向き合って読みたいと思ったから!です。

“客観的”に”私”について考察できるのは小説ならではではありますが、

どうしても自分事として考えられるのは”主観的”な”私”でしかないため、

客観的な視点から主観的な視点へ移動して、最終的に自分に落とし込んで

このテーマについて考えたい!と思ったからです。

まぁ人によって本の読み方はそれぞれなので、

この記事を読んでどっちから観るか考えてみていただければと思います!

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『僕が愛したすべての君へ』『君を愛したひとりの僕へ』なぜ人気?

私としては自分自身がすごく興味のあるテーマを主題として描かれている小説のようなので、

こりゃ人気になるわ!という気持ちなのですが、

内容がよくても人に知られないと読まれない…という現実もあります。

一体どうやってこの『僕が愛したすべての君へ』『君を愛したひとりの僕へ』は

人気になっていったのでしょうか

きっかけTikTokのようです。

@kengo_book

「僕が愛したすべての君へ」「君を愛したひとりの僕へ」#本の紹介 #おすすめの本 #小説 #小説紹介

♬ 秒針を噛む – ずっと真夜中でいいのに。

(TikTokユーザーではなかったので知りませんでした)

確かにこの投稿を見ると、めちゃくちゃいいね!がついています。

ここで紹介されたことにより、認知度があがったようです。

『僕が愛したすべての君へ』『君を愛したひとりの僕へ』の作者の代表作・他の作品は?

この作品を書いている乙野四方字(おとの よもじ)先生に興味を持った!という方向けに、

乙野四方字先生の他の作品・代表作も紹介しておきます!

【ミニッツ】

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キャプション:https://www.amazon.co.jp/

〈あらすじ〉

私立穂尾付学園高校一年一組、相上櫻。一分間だけ相手の心を読める『ミニッツ』能力の持ち主。“一年生にしてこの学園の生徒会長になる”―そんな大それた野望を持つ櫻は、この『絶対時間』を利用し、クラス内で“頼れるが妬まれない、愛嬌のある委員長”という絶妙な立場を演じていた。しかしある日、ふとした事がきっかけで、自身の秘密を生徒会副会長の琴宮遙に知られてしまう。櫻は、遙の弱みを握り返すため、彼女が提案する心理ゲーム『馬鹿と天才ゲーム』に挑む―。第18回電撃小説大賞“選考委員奨励賞”受賞!トリックとロジックが交差する、学園騙し合いラブストーリー。

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【革命機ヴァルヴレイヴ】

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〈あらすじ〉

真暦71年。宇宙に浮かぶモジュール77の咲森学園に通う高校生・時縞ハルトの日常は、軍事国家ドルシアの侵略によって崩壊した。好きだった幼馴染・指南ショーコが戦火を浴びたことを契機に、ハルトはジオールが密かに開発していた謎の兵器・ヴァルヴレイヴに搭乗する。その『呪い』の兵器は、彼の身体に恐るべき変革をもたらす。サンライズオリジナルロボットアニメの小説プロジェクト第一弾!

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革命機ヴァルヴレイヴ』はアニメ作品を小説にした作品のため、

アニメファンの方であれば、一度は聞いたことのある人が多いのではないでしょうか?

『僕が愛したすべての君へ』『君を愛したひとりの僕へ』の映画を見たり、

原作を読んだりして、乙野四方字先生の他の作品も気になる!となった方は、

こういった他の作品もおすすめです!

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まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は2022年10月7日2作品同時公開される映画僕が愛したすべての君へ』と

君を愛したひとりの僕へ』の内、

僕が愛したすべての君へ』のヒロイン役を橋本愛さんが務めるということで、

『僕が愛したすべての君へ』『君を愛したひとりの僕へ』の二つの作品について、

どっちから観たらいいのか”ということについて、

いろいろ調べながら個人的な考えをまとめてみました!

  • 『僕が愛したすべての君へ』『君を愛したひとりの僕へ』のテーマは「私とは何か
  • 『僕が愛したすべての君へ』『君を愛したひとりの僕へ』原作は発売日・ページ数同じ
  • 作者的には『僕が愛したすべての君へ』『君を愛したひとりの僕へ』どっちから観てもOK
  • 『僕が愛したすべての君へ』→『君を愛したひとりの僕へ』の順は”切ない気持ち”になる
  • 『君を愛したひとりの僕へ』→『僕が愛したすべての君へ』の順は”幸せな気持ち“になる
  • うたた寝的には『君を愛したひとりの僕へ』→『僕が愛したすべての君へ』の順で見たい!
  • 『僕が愛したすべての君へ』『君を愛したひとりの僕へ』はTikTokで人気が出たらしい
  • 乙野四方字先生のおすすめ作品は『革命機ヴァルヴレイヴ』など!

原作もなかなか面白そうですが、

原作が同時発売・同じページ数で合わせてきたことに合わせて、

映画も同日に公開されているところを見ると、

原作になるべく忠実な内容にしようとしているのかな?と思います。

ぜひこの記事を参考に原作や映画を楽しんでみてください!

わかる人にだけわかってほしい独り言ですが、この作品はぜひ永井均さんに読んでいただいて感想をお伺いしたいものですね……。

最後までお読みいただきありがとうございました!

よろしければ他の気になる記事も読んでいってください!

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