こんにちは。うたた寝です。
WordPressでのアフィリエイトを初めて4か月ほどが経ったとき、突然こんな現象が起きてしまいました。
・GA4の計測数値が全体的に急低下
・AdSenseの収益が1円~10円台に低下
さらに数日間経っても上記の現象が直りませんでした。
何日もいろいろと検証した結果、原因は”AMP”でした。
今回は私と同じような状況に陥っている方に向けて、
もしその原因が”AMP”だった場合の、
判断基準や対処方法をまとめていきたいと思います。
前提として、執筆者は現在アフィリエイター6か月目の新人?です。
GA4やWordpress、Google Adsenseについては独自で勉強していますが、
ほぼ素人と思ってください。
そのため、あくまで参考までに読んでいただければ幸いです。
GA4数値とAdSense収益が急低下した原因は”AMP”だった
ここからは私が陥った状況と、
そのときに原因を発見したときにやったこと、
それに対しての対処方法をまとめていきます。
結果としてはGA4とAdSenseの数値が急激に下がった原因は、
私のサイトの場合は”AMP”が原因でした。
ですが、同じ状況に陥っているからといって、
必ずしも同じ方法で解決できるとは限りませんので、
あくまで参考にしていただきたいです。
GA4数値低下の状況
まずは当時のGA4の状況を詳しくまとめていきます。
私のサイトに異変が訪れたのは2022年12月27日のことでした。
当時のGA4のPV数はこのようになっています。

何かおかしい…と思い、Wordpressにプラグインしている”Jetpack”という別の統計機能の数値を確認してみました。

グラフで見ると、Jetpackも27日付近が下がっているように見えますが、その前日や前々日とそこまで大きく差があるわけではありません。
具体的な数値ですと、GA4とJetpackで下記のような乖離がありました。
日付 | GA4-PV | Jetpack-PV | 差異 |
12/27 | 74 | 350 | 276 |
12/28 | 32 | 264 | 232 |
12/29 | 47 | 298 | 251 |
12/30 | 21 | 289 | 268 |
12/31 | 58 | 636 | 578 |
1/1 | 27 | 330 | 303 |
1/2 | 45 | 309 | 264 |
JetpackとGA4ではデータの計測方法が異なるため、元々計測データに差異はありました。
ですが、今まで見てきたデータの差異は20前後で誤差レベルです。
3桁の差異は明らかにおかしい…という状況でした。
AdSense収益低下の状況
異変はGA4だけでなく、AdSenseにも起こっていました。
こちらが12月27日前後の収益グラフです。

AdSenseの収益が急低下するまでもあまり稼いではいないので、数値を公開するのは恥ずかしいのですが、
皆さんの参考になればと思い、GA4の数値が低下した12月27日前後で比較できるよう数値をまとめてみました。
日付 | 数値 |
12/24 | ¥65 |
12/25 | ¥0 |
12/26 | ¥1 |
12/27 | ¥62 |
12/28 | ¥7 |
12/29 | ¥2 |
12/30 | ¥13 |
こちらに関しては元の数値が低いのでわかりづらいかもしれないのですが、
12/28以降、10円台より上にいくことがなくなってしまいました。
そもそも”AMP”とは
数日間様子を見てみても回復の兆しがなかったため、いろいろな方法で確認をしてみたところ、”AMP”の影響を受けていることがわかりました。
そもそも”AMP”とは何なのか、簡単にまとめると下記の通りになります。
“AMP”とは…
スマホやタブレットなどのモバイル端末でサイトを開く際、高速で表示させる仕組み
つまり、スマホやタブレットでサイトに訪問するユーザーが快適にサイトを閲覧できる機能なんです。
ここまでの説明を聞くと、
ユーザビリティを上げるために導入した方が良さそうだなと感じられる方が多いかもしれません。
ですが、AMPの目的は「高速でページを表示させること」であるため、「高速でページを表示させるために邪魔になるものは排除してしまう」性質があるのです。
それにより広告が表示されなくなったり、
デザインが変わってしまうということがあるんです。
さらにGA4も設定をしないと、
AMPのページにアクセスが来ても数値が正常に計測できなくなってしまいます。
ただ、Googleさんが目指しているのは「ユーザーにとって便利な検索ツール」です。
「AMP=Googleに評価される」と断定することは難しいですが、
「ユーザーにとって快適・便利であること=Googleに評価される」と言うことはできます。
なので個人的な考え方では、
AdSenseの問題やGA4計測の問題がなければAMPは導入した方が良いものと考えています(あくまで個人の意見です)。
“AMP”が原因になっていると確認する方法
ただし今回はサイト運営の邪魔になってしまったAMP。
なぜAMPが原因だと分かったのか。
私の場合、4つの方法で”AMP”が原因だと特定することができました。
- スマホで表示した際のURLに”amp”と入っている
- 上記ページでAdSense広告が表示されていない
- WordPressで設定した外観テーマと異なるデザインになっている
- Google Search ConsoleのAMPの有効化を確認
一つ一つ解説していきます。
確認方法1:サイトURLに”amp”と入っているか
自身でAMPが作動するように設定した覚えがない…という方もいるかと思います。
設定画面などを利用せずに一番簡単に確認する方法は、実際に自分のサイトに行って確認することです。
この確認作業で必ず守るべきなのはスマホで確認することです。
“AMP”とは何かで説明した通り、
AMPはスマホやタブレットなどのモバイル端末でのページ表示を高速化させる仕組みです。
そのため、PCでの表示だとAMPは作動していません。
スマホでAMPが作動しているページに行くと、URLの最後の”amp”の文字が入っています。
(例)https://www.●●●●.com/●●●●/amp/
こんな感じです。
確認方法2:該当ページでAdSenseが表示されているか
確認方法1でAMPが作動していることが確認できたら、そのページ内の広告が表示されているか確認しましょう。
そこで広告が表示されていなかったら、
AMPの影響を受けて広告が表示されていない可能性が高いです。
ちなみに、広告が表示されない場合、
WordPressの基本設定を変えていなければ、「スポンサーリンク」というテキストのみが表示されています。
確認方法3:設定した外観テーマになっていない
AMPはモバイルでのページを高速で表示させるためにAMP側で選ばれたいくつかのデザインに代替させられます。
PCでのページデザインとスマホデザインが違っていたら、AMPのデザインになっている可能性が高いです。
これもページ表示高速化の影響なので、
この場合もAMPが作動していると考えてよさそうです。
確認方法4:Google Search ConsoleのAMPの有効値を確認
私が「絶対にAMPが原因だ!」と確信したのは、この方法で確認したときでした。
前述した通り、私のサイトでGA4とAdSenseの数値異変が起こったのは12月27日でした。
Google Search Consoleでは、
AMPが有効になっているページを確認することができます(Search Console画面左下の”AMP”をクリック)。

ちょうど数値に異変が起きた12月27日からAMP有効化ページ数が急激に増えていました。
“AMP”が原因になっているときの対処法
いろいろと調べてみた結果、
このAMPによる影響を止めるには2つの方法がありました。
- AMPが作動している状態でもAdSenseが表示されるようにタグを設置する
- AMPを無効化する
詳しく見ていきます。
対処方法1:AMPが有効化された状態でAdSenseが表示されるよう設定する
この方法はAdSense公式から案内が出ています。
Google AdSenseヘルプ
https://support.google.com/adsense/answer/9261309?hl=ja
ユーザビリティと収益どちらも良い状態にするのであればこちらが最適解でしょう。
しかし、私は最終的にこの方法は取りませんでした。
いえ、正確に言えばこの方法を実行はしました。
ただ、結果的に設置がうまく出来ずにタグが発火されなかったのです。
なので、私のようなWordpressとかタグとかGA4とか訳わからない…という方は、私と同じように2の方法で解決いただく方がよいかもしれません。
私よりも知識と経験のある方で、
問題なくタグが設置できる方はこちらの方が良いと思います!
対処方法2:AMPを無効化する
私の場合、プラグインでAMPを有効化していたことが原因でした。
そのため、プラグインで導入した覚えのある方は単純に無効化しちゃいましょう。

私はすでに無効化している状態なので、
少しわかりにくいかもしれませんが、
有効化されている状態であれば、
AMPの欄に「無効化」という字がありますので、そちらをクリックすればいいだけ。
しばらくAMPを導入する予定がなければ、
削除してしまっても大丈夫です。
私のサイトの場合は、この対応をした後すぐにGA4のリアルタイムが通常の数値で動き始めました。
GA4とAdSenseが低下したときの対処法まとめ
いかがだったでしょうか?
今回はAMPが原因でGA4とAdSenseの数値が急低下してしまった場合の対処方法についてまとめました。
改めて記事の内容を振り返ってみましょう。
- AMPはモバイルでのページ表示を高速化させる仕組み
- AMPのデメリットは広告非表示、デザイン簡素化、GA4計測不能
- AMPのメリットはユーザビリティの向上(サイト表示が遅い場合)
- AMPが有効化になっているかどうかはページURLや広告・外観、Search Consoleなどで確認できる
- 初心者におすすめの対処方法はAMPの無効化
今回のまとめで同じように悩まれている方の力になれれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。